50代での恋愛に対する「気持ち悪い」という先入観。
多くの人が持つこの感じ方に、私もかつては同感でした…。
しかし、50代に突入し、新しい恋愛の経験をする中で、その考えは大きく変わりました。
年齢を重ねることで得られる恋愛の深さ、そしてそれに伴う喜びや葛藤。
この記事では、私の50代での恋愛体験を通じて、その真実を明らかにします。
50代の恋愛は気持ち悪い?
タイトルにもある通り、50代の恋愛は、時に“気持ち悪い”と言われてしまうことがあります。
直接言われることは稀かもしれませんが、ネット上や普段の会話の中で耳に入ってしまうことがあるのではないでしょうか。
恋に年齢は関係ない!と思っていても、そんな風に言われてしまっては悲しいですよね。
気になる人がいても、もう恋はしない方がいいのかな?と思って自分の気持ちを抑えるべきか悩む方もいるのではないでしょうか。
私自身も気持ち悪いと思っていた!
実は、私自身も“気持ち悪い”と感じていた一人です。
私が小学生だった頃、両親が離婚しています。
私は母に引き取られたのですが、その後、母の彼氏や再婚相手を見るたびに、「おじさん、おばさんの恋愛なんて正直気持ち悪い…」と感じていました。
ところが、いざ私が当時の母と同じくらいの歳になった頃、お見合いで出会った夫とのデートは学生の頃のようなドキドキ感があったのです。
恋愛に年齢は関係ないと気づいた瞬間でした。
このことをきっかけに、年齢、男女関わらず、素敵な出会いがあったら自分の気持ちに正直になり、いくつになっても恋愛を楽しんでほしい!と考えるようになりました。
50代の恋愛が気持ち悪いと言われる理由
では、どうして一部で50代の恋愛は気持ち悪いと言われてしまうことがあるのでしょうか。
以下の3つの理由が考えられます。
①『人前でベタベタすると痛々しく見えてしまう』
恋愛をすること自体は悪いことではないのですが、盛り上がって二人の世界に入ってしまい、人目もはばからずイチャイチャベタベタしてしまうことで、周りから「気持ち悪い」と思われてしまうことがあります。
中高生であれば「若いから周りが見えていないのねー」ですむことが、大の大人が公共の場でイチャイチャすると、恥ずかしい目で見られてしまいやすいです。
②『既婚者が恋愛しようとすることがある』
“割り切った関係”として既婚者なのにも関わらず別の人と恋愛、いわゆる不倫をしようとする人がいた。
W不倫で盛り上がり「熟年離婚をして再婚する!」と言っている人がいた。
「旦那さんにもしものことがあったら一緒にならない?」と上司に言われた。
など、不貞行為を知ったり、不快になる出来事を体験したりすると、「気持ち悪い」という感情を持たれてしまいます。
もちろん上記を行っている人は稀ではありますが、そのようなイメージがついてしまうと、まとめて『50代の恋愛は気持ち悪い』と思われてしまうことがあります。
③『年齢に関わらず親の恋愛は見たくない』
私の体験はまさにこれだと感じたのですが、一般的に親は親であり、男や女を感じさせる姿を見たくない、生理的に受け付けなく、気持ち悪く感じるという気持ちがもたれやすいです。
特にこの気持ちは小学生~高校生くらいの子どもが持ちやすいため、再婚相手を受け入れられないということがあるのです。
子どもが大人に近づいてくると、親には親の人生があるからと、再婚に抵抗がなくなる子が増えますが、それでも再婚相手と親密すぎる姿は見たくないようです。
息子が30代で、離婚している母親が50代にして彼氏ができたという知り合いがいますが、
苦労した分幸せになってほしいから彼氏や再婚は歓迎だけど、母親のイチャイチャは勘弁。さすがに気持ち悪い…。
と言っていました(笑)
例え成人したとしても、子どもにとって“親はいつまでも親”なので、自分の親が恋をしている姿を見るのは気恥ずかしくて抵抗があるのかもしれないですね。
50代からは純粋に恋愛を楽しめるようになる!
紹介してきたように、恋愛における年齢差別や偏見がある世の中ではありますが、50代だからこそ恋愛を純粋に楽しめるようになると、私は思います。
恋愛には年齢制限はありません。
むしろ、今まで培ってきた人生経験があるからこそ、新しい視点を持てるというようなメリットも多いです。
例えば下記のようなものがあります。
人生の経験が豊富になってきている
50代は、人生において様々な経験が豊富になっています。
若い頃に気づかなかったこと、知らなかったことを、私たちはたくさん知ってきましたよね。
この経験というものは、年齢を重ねることで充実するのも多くとても価値のあるものになります。
この人生経験をもった上で、あなたが好きになったお相手は、きっとあなたの人生をもっと豊かにしてくれる存在に違いありません。
収入面でも余裕があることも多く、素敵な旅行先をたくさん知っているからよく一緒に旅行をしている、美味しい料理を食べ歩いている、共通の趣味の登山を楽しんでいるというカップルも多いです。
歳を重ねてきた分、色々なことを知り、一緒に楽しむことも増えているので充実したお付き合いができるようになるのです。
自分自身をよく知ることができている
50代になると自己受容が進むことが多いです。
外見や社会的な期待にとらわれず、本当の自分と向き合うことができるようになり、このことは、恋愛にも大いに役立ちます。
過去の恋愛から学んだことや自分自身の強みと弱みなどを、若い頃より、よく理解できるようになっているのです。
中には、一度や二度結婚し離婚をしている方もいるのではないでしょうか。
その時に経験したすれ違いや、後悔なども自分自身にとって大きな経験としてあなたに残っています。
このような点から、相手の気持ちを理解したり、自分の性格を冷静に分析したりしながら、一時の感情に流されることのない穏やかなお付き合いができるようになります。
相手のことを一番に思える関係が築ける
50代になると、多くの場合、子どもを望むことが難しくなっているのが現実です。
しかし、夫婦の関係は、子育て中に悪化し離婚に至ることも多いと言われている中、子どもを持たずに相手の事を一番に想える恋愛をすることができるのは、大きなメリットといえます。
それまでシングルマザー、シングルファザーとして頑張っていた方々にとっても、50代は子育ての後半〜終盤のことも多く、今まで頑張ってきた分、今度は自分の人生を楽しむ時間として恋愛を楽しむことができるようになる人もいます。
恋愛は人生の中で大きな要素であるということは、何歳になっても変わりません。
人生がだんだん後半に差し掛かってくる中で、新しい人生の章を大好きな人と共に歩んでいくことができるのはとても素敵なことですよね!
その恋愛が周りの人の目にどう映ろうとも、私たち自身の幸せと満足感を高めてくれると感じます。
まとめ
いかがでしたか。
以上、「50代恋愛体験「気持ち悪い」の先にある真実とは?」でした。
50代、60代になっても、恋愛に対して「気持ち悪い」と感じる必要はありません。
恋愛は年齢に関係なく、誰にとっても美しいものであり、私たちの人生における幸福感を高める1つの大きな要素なのです。
なので、あなたも他人の意見や年齢に振り回されず、自分らしい恋愛を楽しんでください。
50代という今だからこそ、恋愛に新たな輝きを見出すことができるのです!